概要

　フランス、西ドイツ、イギリス、アメリカ各国における土地・建物の賃貸借に関する主要現行法令を翻訳するとともに、各国の法令の概況および内容について解説した。訳出した法令は、フランスは、1986年12月23日の「賃貸住宅投資、社会住宅の漸次的分譲および土地供給の増大を促進することを目的とする法律」第1290号、1982年６月22日の「建物賃借人および賃貸人の権利および義務に関する法律」第 526号、農事法典、建築・住宅法典、フランス民法典で、西ドイツは、民法典、1974年12月18日の「賃料額規制法」、1919年１月15日の「地上権に関する命令」、1982年７月22日の「社会住居の目的決定を確保するための法律」である。イギリスは、1954年賃貸人賃借人法、1967年賃貸借改革法、1977年家賃法、1977年立退き保護法、1980年住宅法、アメリカは、統一住宅借家関係法1972、である。