- TOP
- 研究活動
- 働き方の多様化と住宅市場の変化に関する調査研究 事業報告書
働き方の多様化と住宅市場の変化に関する調査研究 事業報告書
働き方改革等の施策に加え、新型コロナウイルス拡大によって、働く場所と住む場所 の選択が大きく変化している。一定時間の在宅勤務が定着し、テレワーク型の業務割合 が増加することで、通勤時間や住宅機能に対する個人の価値観は一層多様化しているという指摘がある。その結果、企業はオフィス戦略の本格的な見直しを迫られ、シェアオフィスやワーケーション等を活用した場所・時間に関する柔軟な働き方が注目を集めている。こうした変化は住宅・不動産市場に変化をもたらす可能性があることから、上記のような昨今の住宅選択の環境変化を踏まえ、都心で働く人々の通勤時間及び住宅の機能に対する選好の変化をヘドニックアプローチにより回帰分析を行った。
分析結果からは、新型コロナ禍前後で不動産市場において郊外化の影響が確認された一方、都心部への近接性への魅力も高まるなど非対称な影響が生じている可能性が示唆された。
Copyright © Housing Research & Advancement Foundation of Japan All Rights Reserved.