概要

　近年、国際化の進展等に伴うわが国における犯罪情勢の悪化により、住宅においても犯罪発生が急増しているが、従来、わが国の住宅はこうした犯罪多発社会に対応したものではなかったため、今後、建築計画上の配慮、設備・機器の活用や住まい方に係る配慮等、ソフト・ハード両面からの防犯対策が求められている。
　このため、警察庁と連携し、日本や諸外国の住宅における犯罪発生状況等の資料を収集し、その特性・傾向を分析するとともに、ソフトとハードの両面から住宅の防犯性に着目し、関連業界等へのヒアリング等を通じ、住宅における防犯対策の基本的考え方を検討する。調査項目は以下のとおり。
　①住宅における犯罪発生状況等の資料収集、特性分析
　②住宅における防犯対策に係る実態調査・分析整理